他ソフトで作った建築3DモデルをTwinmotionにインポートしたとき、「あれ・・・ちょっと浮いてる?」と思ったことはありませんか?これにはちゃんと親切な理由があります。
前回記事はこちら↓
結論
理由は、モデルが浮いているわけではなく、Starting Ground(最初から置かれている地面のオブジェクト)が0.4m下がっているからです。地面を選択し、右メニューのTransform(変形)から座標をいじれるので、これを0に戻しましょう。または、Starting Groundを一度消して新しい地面を作っても良いです。
0にすれば地面がぴったり!
なんでこんな仕様になってるの?最初から0で良くない?と思う方もいるかもしれませんが、これについて説明します。
面の重なりによるチラつき
Twinmotionに限らずCG全般で言えることですが、2つの面が完全に重なったり、極度に近い距離にあると、どちらの面を描くか判断できず、パキパキするようなチラつきが起こります。 例えばSketchUpで面が重なるとこんな感じになってしまいます。
3Dモデルを作る際に、インテリアの床の座標を高さ0として作ったり、建物周辺の土地を高さ0で作ることがありますね。もし、Starting groundが0.0の位置にあると、インポートした瞬間、床や地面が激しくチラついてしまうことになります。
こんな風にモデリングしていた場合・・・
もし、Starting groundが0だったら、地面がバキバキに!! これではインポートした瞬間からテンションが下がりますね。笑
そういうわけで、面の重なりを防ぐため、Starting groundは最初から少しだけ位置が下がっていると考えられます。(公式から聞いたわけではありませんが)
そもそもStarting groundは、たとえばSketchUpなら最初から立っている人、blenderならデフォルトキューブのような、大抵そのまま使わない最初からあるオマケのようなものだと認識しています。
以上.