【Twinmotion】2023.1 Preview1使ってみた

Twinmotion

2022年12月13日、Twinmotion2022.3.1 Preview1がリリースされました!まだプレビュー版なので、新機能お試し版という位置づけです。

本記事ではリリースノートの中から、私が個人的に気になった点をピックアップして紹介します。

※ 正式リリース版になったら諸々変更される可能性がありますが、とりあえず今回のPreview1で試してみた内容になります。

Unreal Engine 5.0 サポート

Twinmotion は Unreal Engine 5.0 をサポートするようになりました。これにより、以前のバージョンと比較し、ビューポート ディスプレイが大幅に改善されました。※Twinmotion は、Lumen や Nanite など、一部の Unreal Engine 5.0 機能にはまだ対応していません。

とうとうUE5.0ベースとなったようです!ビューポートディスプレイが大幅に改善!!

以前のバージョン(2022.2.3)で調整した下の3シーンを2023.1 Preview1で開いて比較検証してみました!

画質の比較

ビューポートの画像をトリミングして比較しました。

小さな画面で見ている方は分かりづらいかもしれませんが、2022ではややボヤけていたのが2023ではかなりパッキリ高精細になっています。しかも、FPSもやや向上しているように思われ、きれいになったからといって動作が重くなっているわけでもないようです。ありがたいですね!

画質以外の部分も少し細かく見ていきます。まずは下のシーン①:外観。ちょっと色温度が変わっていますが、後から調整してあげればOKですね。Posed humans(右側の二人)の髪の毛の質感が上がっている気がします。こういう改善は地味に嬉しいです。(スライダーをドラッグして比較することができます。スマホよりもPCからの方が見やすいと思います)

シーン②:内観。ガラスの反射が結構変わっています。椅子の色が一部異なるのは、2022で色を調整していたマテリアルが2023にコンバートした時点で調整前に戻ってしまったようです。

シーン③:内観(パストレース)。カーテンやテーブルライトなど、Translucency(半透明)を設定したマテリアルの見え方がかなり変わっています。あとは、石や金属の反射がやや変わっているように見えます。

ちなみにエクスポート画像も同様に比較してみたのですが、こちらは2022.2.3と比べてそれほど大きな違いが見られませんでしたので掲載は割愛します。

パフォーマンスの改善

新しい TM ファイル形式は、ファイルサイズ、シーンの保存と読み込み速度、そして、全体的なパフォーマンスの改善に寄与します。

パフォーマンスの改善は、地味ですが非常にありがたいです!ファイル読み込み時間、静止画書き出し時間(4K画質)、ファイルサイズの3点で時間を測って比較してみました。

v2022.2.3シーン①:外観 シーン②:内観 シーン③:内観(PT)
ファイル読み込み時間01’02”00’06”02’45”
静止画書き出し時間00’22”00’13”01’23”
ファイルサイズ42MB3.4MB505MB
v2023.1 Preview1シーン①:外観 シーン②:内観 シーン③:内観(PT)
ファイル読み込み時間00′2100’08”01’57”
静止画書き出し時間00’27”00’21”02’38”
ファイルサイズ21MB3.9MB406MB
赤字は改善が見られたところ

シーンによって変わりますが、大まかに言えばファイル読み込み時間はかなり早くなったと言えそうです。ファイルを開くだけで数分かかってしまうこともあるので、この短縮は嬉しいです。また、ファイルサイズが小さくなったのもありがたいです。

逆に、静止画書き出し時間はやや長くなったようです(特にパストレース)。でもこれは将来LumenなどUE5の強力な機能を適用させるための布石だと期待しています!

まとめ
  • ビューポート画像は画質が大幅に向上し、動作もやや軽くなった
  • エクスポート画像はそれほど大きな変化はなし
  • ファイル読み込みの高速化、ファイルサイズの圧縮などパフォーマンス改善が行われた
  • エクスポートは少し遅くなった

ただし、これらの状況も正式リリース版になったら変わる可能性もありますのでまた試してみたいと思います。

検証に関する補足
パフォーマンスの比較について、手元のストップウォッチで測っているので多少の誤差を含みます。
ファイル読み込み時間について、Twinmotionの起動時間は含めていません。Twinmotionを起動した後、ファイルをオープンした時間を測っています。また、2022から2023への初回コンバート時間は含めていません。コンバートが終わった後ファイルを保存して、再度開いた時間で測定しています。ビューポートディスプレイの比較時、パフォーマンスはデフォルト(全てHigh)にしています。
テスト機のスペック・・・OS: Windows10 / CPU: Intel Core i7-10870H 2.20GHz / メモリ: 32GB / グラフィック: GeForce RTX 3060 Laptop

機能追加

他にも多くの機能追加があるのですが、個人的に一番うれしかったことを一つだけ紹介します。テクスチャの色補正ができるようになりました!

これまでは色を乗算っぽく追加することしかできなかったのですが、例えばソファの色をちょっとだけ彩度を落とすとか、全体を見ながら調整できるようになったのがとても嬉しいです!

ガラスマテリアルの変更

ちょっと残念だったところも一つだけ。通常のラスターレンダリングですりガラスが表示されなくなりました。

特定の屈折率効果の管理が改善されたため、ラスターレンダリングで屈折効果やぼやけた効果(すりガラスなど)が表示されなくなりました。

私は集合住宅の乳白ガラスなどの表現でよくすりガラスを使っていたのですが、今後は別のやり方を考える必要がありそうです。

パストレーサーも非常に強力なツールですが、個人的にはTwinmotionの強みはあくまでリアルタイムレンダリングとそれによる簡単な動画の作成という所にあると思っているので、ラスターレンダリングも強化していってほしいなと願っています・・・!

以上.

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