パースを動画で表現する際に、シーリングファンなど、何かを回転させたいと思うことがたま~にありますね。UE4ならできるんだけどなぁ・・・と諦める前に、単純なものであればTwinmotionでも表現できるので紹介します。(すごく立体的な形状だと難しいです)
このやり方は、TwinmotionでX方向またはY方向にテクスチャを動かすことが出来る機能を利用しています。細かく説明すると長くなってしまうので、基本的な考え方のみ紹介していきます。
モデルの作成
必要なモデルは、上図のように横に開かれたUVの付いた円盤です。これを作るのはSketchUpではなかなか難しいので、blenderを使用しました。下記の手順で作ると簡単です。
- 円柱を作成
- 天板を縮小
- 天板と底板を削除
- 全ての点に対してz軸方向にスケール0で潰す
- UVを正規化する
なお、この円盤はできるだけポリゴンを細かくして三角形分割しておいた方が後々結果がきれいになります。
テクスチャの作成
先ほどの円盤に対して、ファンのハイポリモデルをbake(ベイク)します。alpha付きのdiffuseとnormalのテクスチャをそれぞれ画像ファイルとして書き出します。テクスチャは横解像度を高くしておくと良いです。
blenderでnormalをbakeする場合は、デフォルトでSwizzle R, G, B = +X, +Y, +Z となっているところを +X, -Y, +Z に修正してください。
normalはdiffuseの画像をアタリとしてPhotoshop等を使って作ってしまっても構いません。Photoshopでnormal画像を作る方法は下の記事参照。
TwinmotionでTextureを動かす
blenderから円盤のモデルデータをFBX形式で書き出し、TwinmotionでImportします。
円盤のマテリアルのColorに対してdiffuseのテクスチャ、Bumpに対してnormalのテクスチャをそれぞれ割り当てます。
マテリアルの ScaleのMore > Speed > Speed X に値を入れるとファンが回りだします!
制作例
こんなシーンが作れます。
以上.