本記事はただ影を観察するだけの記事です。CGで影を表現するときの参考として・・・。
ハードエッジシャドウ
光が当たる対象に対して光源が非常に小さいとき、影のフチは硬くクッキリとしたものになります。例えば晴天の日の太陽は非常に遠方にあるので、小さくて強力な光源と見なせます。
![](https://jhviz.com/wp-content/uploads/2021/09/210904_cg01.jpg)
小型のダウンライトが複数あるような環境だと、硬い影が分裂するような見え方になります。
![](https://jhviz.com/wp-content/uploads/2021/09/210904_cg02.jpg)
ソフトエッジシャドウ
光源が大きいほど影のフチは柔らかくボケたものになります。曇りの日は空全体が光源のように働くので、かなり柔らかい影が落ちます。
![](https://jhviz.com/wp-content/uploads/2021/09/210904_cg03-1024x576.jpg)
太陽が直接差し込まない明るい窓際でも、影は柔らかくなります。
![](https://jhviz.com/wp-content/uploads/2021/09/210904_cg04-1024x576.jpg)
室内でも、線光源や面光源など、面積の大きい光源の下では柔らかい影が落ちます。
![](https://jhviz.com/wp-content/uploads/2021/09/210904_cg05-1024x576.jpg)
実際には光源の大きさだけでなく、影が落ちる面と物体の距離によっても影の柔らかさは変わります。色々な状況を観察して、CGでレンダリングする際にも実際の状況とチグハグにならないように表現できるようにしたいですね。
以上.